コロナ禍の今、看護師含め医療従事者のニュースを目にすると思います。
看護師とはどんな仕事なのか、どんな働き方ができるのか伝わればと思います。
看護師はこれからの超高齢化社会において更に需要が増えます。
看護師を目指している人も看護師の仕事内容に興味がある人も是非読んで見てください。
１．看護師の仕事内容は法律で定められてる！？
保健師助産師看護師法という法律で
「診療の補助」「療養上の世話」
の２つに分けられています。
診療の補助は簡単に言えば医師の手伝いです。
医師が診察しやすい様に看護師が補助をしたり
処置の手伝いを行います。
療養上の世話は簡単に言えば患者さんの生活の手伝いです。
生活の手伝いをしながら、症状や治療効果の観察、退院後の生活指導などをします。
朝起きてから夜寝るまで、人はたくさんの行動をしています。
歩行、食事、睡眠、入浴、着替え、呼吸、会話、、、
簡単に説明してもたくさん出てきます。
患者さんは病気の影響により
日常生活が今まで通りに行えなくなります。
その出来ない所を手伝います。
何でも屋みたいな感じですね。
２．看護師の資格を使える職場について
看護師という資格は幅広く活用できます。
日本全国で使えますし、病院以外でも看護師として働けます。
看護師として働ける職場
- 病院
- クリニック
- 介護福祉施設
- 訪問看護
- 保育園や幼稚園
- ツアーナース
- 企業の産業看護師
- 治験支援の機関
- 医療機器メーカー
- テーマパークの救護室
- 看護学生に対しての講義
まだまだあります。初めて聞くものも多いと思います。
また働ける診療科もたくさんあります。
- 内科
- 外科
- 小児科
- 精神科
- 耳鼻咽喉科
- リハビリテーション科
- 脳神経外科
- 美容外科
まだまだあります。
それぞれの診療科の中でも更に細かく分類できます。
循環器や呼吸器、消化器科、肛門科、心療内科など、、、。
また病状の時期によっても変わってきます。
- 急性期
- 回復期
- 慢性期
- 終末期
などがあります。
それぞれの分野、職場によって看護師の役割や求められるスキルは変わってきます。
たくさんあるので自分に合う働きかたも見つけられると思います。
３．実際どんな仕事をしているのか
実際にどんな仕事内容なのか、紹介をして行きます。
まず僕の働いている病院について身バレない程度に説明します。
- 看護師４年目
- 田舎の個人病院
- 急性期から終末期までの混合病棟勤務
- 高齢の患者さんがほとんど
こんな病院で働いてます。
行ってる仕事はこんな感じです
- 食事、清潔、排泄の援助
- 睡眠の援助
- バイタルサイン測定、症状の観察
- 薬の援助（点滴、注射、内服など）
- 検査の援助
- 活動の援助（リハビリ）
- 身体的、精神的苦痛の緩和
- 退院に向けての生活指導
- 他職種との連携
- 家族への対応
など、他にもたくさんあります。
急性期から終末期までと書きました。
救急車で運ばれてきた状態の悪い患者さんから
治療が進み、状態が回復し退院できそうな患者さん、
余命宣告され看取りする患者さんまでいます。
混合病棟なので色々な疾患の患者さんがいます。
呼吸器、循環器、消化器、癌、骨折、意識不明、、、。
人によって状態が違うので
看護師の介入も変わってきます。
「急性期」では治療がメインになります。
病気を治す、症状を落ち着かせる時期です。
まずは血圧、脈拍、体温、呼吸を安定させ、症状緩和します。
この時期は検査をたくさんしたり、たくさん薬を使ったり、処置をします。
「回復期」など状態が良くなったきた人は
リハビリがメインになります。
病気を繰り返さない、悪化させない為の援助になります。
高齢の方は特に筋力や体力の低下が激しく、
取り戻すにも時間がかかります。
患者さんの中では生活習慣の影響で病気になる人も少なくありません。
その為退院後の生活に対して患者さんや家族に指導を行います。
「終末期」の患者さんには
苦痛の緩和がメインになります。
痛い、苦しいなどを薬を使ったり、
温めたり、冷やしたり、さすったりして対応します。
この時期では差し入れが自由な場合があります。
ハンバーガーを食べたり、お酒を少し飲んだ人もいました。
病気を治すのではなく、どんな最期を迎えるかが重要です。
４．看護師の仕事についてまとめ
看護師の仕事は法律で定められていますが
みなさんがイメージする看護師だけでなく
ツアー看護師など旅行の添乗員としての働き方や
テーマパークの救護室での活動など幅広い分野で活躍できます。
看護師の資格を取るだけでたくさんの選択肢を手にすることができます。
日本はこれから少子高齢化が進み、超高齢化社会になります。
看護師の需要は増えていきます。
興味を持った人はぜひ看護師を仕事の選択肢の１つにしてみてください。
