「看護師の離職率はどのくらい?」「看護師が離職する原因は何?」
と考えたことはありませんか?
看護師は離職率が高いイメージする人は多いかもしれません。
僕もそのイメージが強いです。
なので調べて、看護師の離職率と離職理由についてまとめてみました。
目次
看護師の離職率と推移
日本看護協会が全国の病院・クリニックなどの施設に対してした調査によると、
2020年度の看護師の離職率はこのグラフの様になっています。
新卒採用者8.2%。既卒採用者14.9%。正規雇用10.6%。
2011年から比べると新卒はやや増加傾向、
既卒は減少傾向、正規雇用は横ばいという事が分かります。
他の職種と比べても看護師は高めの傾向にあります。
看護師の離職理由
では何故看護師は離職率が高いのか、離職理由について紹介します。
結婚・出産
1つ目の理由はライフステージの変化についてです。
看護師は女性の割合が高く、結婚や出産・育児にの環境が整っている
職場環境でないと働くのが難しいです。
特に子育てとなると残業が少ない職場や、急な休みを取れる環境が
整っている必要があります。
現状ではなかなか環境が整った職場が少ないため
離職を選択をする場合も多くなります。
スキルアップ
看護師は様々な領域や診療科で働くことができます。
働く場所により、専門性や経験できる事や取得できる資格も変わります。
その為、自分自身の成長やスキルアップを目的に転職する人もいます。
学習時間を確保するために、忙しい職場から定時で帰れたりする
落ち着いた職場に転職をする人もいます。
人間関係
看護師を離職する原因でよく聞くのが人間関係です。
医療現場は「命」を扱います。
そのため他のスタッフとの連携がとても大切になります。
責任が重く、業務に追われてしまいイライラしやすい環境にあります。
余裕がなくなると冷たく当たってきたり、
必要以上に強く指摘してくる人もいます。
人間関係が悪い環境では仕事に影響が出てしまいます。
悪い人間関係を良くする事は容易ではなく、
転職という道を選ぶ看護師も少なくはありません。
職場環境
何年も看護師不足は騒がれています。
人手不足という事は一人当たりの業務が増えます。
残業や夜勤も必然的に増えやすいです。
先程も説明しましたが、医療現場では「命」を扱います。
その責任だけでもストレスであり、神経も使うのです。
その上で人材不足や病院の体制が不十分であれば職場では、
心身ともに疲弊してしまいます。
さらに残業代が出なかったり、教育体制が整ってない、
研修や委員会で休日が潰される職場もあるようです。
そのため職場環境が良いところを求めて、転職をするケースもあります。
給料
看護師は高給取りというイメージを持っている人がいます。
確かに看護師は安定した職業です。
バイトなども単価が良いものが多いです。
しかし夜勤しないと稼げなかったり、命を扱うという責任を考えると
それに見合った給料を貰えてると感じる人は少ないのではないでしょうか。
看護師が働きやすい職場とは
では看護師が働きやすい職場とはどんな所か。
人によって何を重要視するかは変わると思います。
働きやすい病院の特徴について紹介します。
人間関係が良い
やはり転職時に人間関係を重要視している人は多いです。
毎日顔を合わせて一緒に仕事する仲間との関係が
悪ければ仕事は長く続きません。
人間関係が良いと、協力や連携がうまくいき
仕事がしやすくなります。
給料が良い
人間関係よりも給料で判断する人もいます。
お金は生活に必要不可欠です。
高収入であれば、多少の激務や人間関係の悪さには
目を瞑る事も出来たりします。
職場の環境が整ってる
人間関係や給料が良くても、職場環境が悪ければ
良い職場とは言えません。
- 教育体制が整ってる
- 人員不足がない
- 有給が使える
- 残業が少ない
- 研修などは勤務時間内
など、これらは働く上で大切な事です。
まとめ
毎年何万という人が看護師になってくれます。
それでも看護師はずっと人手不足と言われ続けてます。
働く環境を何とかしないと看護師不足は解消しません。
今みなさんが働いている職場はどうでしょか?
友達に勧めたい職場と思えたら問題ないと思います。
こんな職場勧められない、違う職場に行きたい
と感じているのであれば転職を考えても良いかもしれません。
とは言え、転職は勇気がいる行動です。
なかなか腰が上がらないのも分かります。
情報収集として転職サイトに登録してみましょう。
どんな求人が出ているのか、今の職場と比べてどうか、
知るのは大切です。
また担当者に色々聞いてみるのもいいと思います。
少しでも悩まずに仕事できるように
いい職場を探して行きましょう
最後まで見て頂きありがとうございました。