「夜勤を一人でするの不安」「夜勤中に何かあったらどうしよう」
こんな不安がある方はいると思います。
僕も夜勤を独り立ちした時は不安だったのを覚えています。
しかも夜勤研修中は何もなかったのに
独り立ちした瞬間、急変に緊急入院にバタバタしました。
今回は夜勤を独り立ちする不安を解消するための
方法を5つ紹介します。
これらを意識するだけで、今よりも不安が減るはずです。
ぜひ参考にしてください。
目次
まずは夜勤と日勤の違いを知ろう!
夜勤は日勤と違う環境での業務です。
日勤との違いがわかれば、何に注意するべきか自然と分かってきます。
【日勤と夜勤の違い】
項目 | 日勤 | 夜勤 |
スタッフ数 | 多 | 少 |
管理者 | いない | いる |
受け持ち患者数 | 少 | 多 |
主治医 | 基本いる | 基本いない |
業務内容 | 治療 | ルーチン業務 |
検査 | できる | 病院による |
会議 | あり | なし |
家族対応 | あり | 基本なし |
空き時間 | 少 | 少〜多 |
この表を見ると違いがよく分かると思います。
日勤と夜勤それぞれ詳しく説明していきます。
日勤業務
- 治療や検査、ケアは日勤が中心
- 忙しく、空き時間は少なめ
- 管理者や主治医がいる
- スタッフ数が多い
- 面会や病状説明は基本的に日勤なので、家族対応がある
- 会議やカンファレンスは日勤帯で行う
これらが日勤の特徴となります。
夜勤よりも人や検査などの体制が整っているので、緊急時でも対応がしやすいです。
また管理者や主治医がいるため、報告・連絡・相談がスムーズに行えます。
そして何よりも、「明るい」ので精神的にも安心して働く事ができます。
夜勤業務
- 夜勤は基本的にルーチン業務
- 落ち着いてれば空き時間が多い
- 管理者や主治医がいない
- スタッフ数が少なく、受け持つ患者数は多い
- 夜間の家族対応は基本的に緊急時くらい
- (二交代なら)仮眠がある
- 眠くなる
- 暗いので最初は不安になるかも
- 日勤の時と患者さんの印象が変わる事がある
- 観察や予測する力が付く
- 夜勤手当がつく!(大切)
夜勤の特徴はこんな感じです。
昼間と夜で同じ病院、病棟でも雰囲気や印象が全然変わります。
患者さんも昼間とまた違う一面が見えたりして、いい面も悪い面でも患者さんを更に知れます。
緊急時は少人数での対応となります。声かけがすごく大切です。
管理者がいないため、不測の事態の時にすぐ相談できずに困る事もあります。
主治医が当直じゃない場合は、患者さんの普段の様子を知らない医師が対応してくれます。
その場合は患者さんの情報を1番知り、理解してるのは受け持ち看護師となるので
報告する際には少し注意が必要です。
夜勤は限られた環境のため、1つ1つの判断が大切になります。
不安解消方法5選
上記で説明したように、夜勤の業務環境は看護師の責任が少し重くなります。
「気づかなかったから」「大丈夫だと思った」では通用しないので
不安やストレスが大きくなりやすいです。
そんな夜勤の不安を解消するための方法を5つを紹介します。
- 独り立ち前に先輩に聞きまくる
- 夜勤前はしっかり休んでおく
- 「後でいいや」は危険!
- タイムスケジュールを作ろう
- 先を予測するクセをつけよう
この5つになります。1つずつ説明をしていきます。
1.独り立ち前に先輩に聞きまくる
いつから独り立ちになるかは病院によると思います。独り立ち前に様々な場面での対応が出来ればいいですが、
残念ながら独り立ち前に経験できるのはほんの一部です。
独り立ちした途端に急変や珍しい場面に当たる事も少なくありません。
なので独り立ちする前に、こんな状況の時はどうすればいいですか?と聞いておきましょう。
「急変時」「自然災害時」「離院時」など、知っておいた方が良いことはたくさんあります。
そしてその場面をイメージして頭の中でシミュレーションしましょう。
2.夜勤前はしっかり休む
二交代でも三交代でも同じですが、夜勤では看護師としての判断が試されます。
疲れや睡魔は正常な判断に影響するため、しっかり休んで夜勤に臨みましょう。
また、家で昼間休んで夜勤の時間帯に起きてる練習をしてみてください。仮眠の時間に寝る練習をしてみるのも良いと思います。
意外と寝れなかったりするので。
3.「後でいいや」は危険!
これは日勤でも同じですが、何かするのを後回しにする事は危険です。
僕自身、後でやろうとしてし忘れた事や、時間が足りなくて焦ったりミスにつながった事も少なくありません。
特に夜勤はスタッフ数が少ないため、緊急時には他の事が全くできなくなります。
出来る事は先に済ませておく事がとても大切です。
特に記録を後でまとめてしようとすると、思い出すのも大変ですし
大切な情報が落ちる事もあるのでこまめにしておくと、業務がスムーズになります。
「後で」を「今」にするクセをつけておきましょう。
4.タイムスケジュールを作ろう
夜勤は多い受け持ち人数になるので、時間管理はとても大切です。
点滴の更新や投与する時間、食事や配薬、血糖測定、消灯、、、など一人で対応になります。
何時に何するのか、決まってる事だけでもあらかじめ書いておくと忘れる心配が無くせます。
必要ならアラームを活用するのも良いかもしれません。
頭の中で覚えておくだけでは、いつ時間になるか心配になります。
書いておいたりアラームをセットしておく事で、集中して業務に臨めます。
5.先を予測するクセをつけよう
患者さんがこの後どんな状態になるのか、考えるクセを付きましょう。
熱発から急変する事も少なくありません。
その時は意識もあり、自覚症状がなくても「急変するかも?」という風に
意識しておくと、観察点や対応が変わります。
予測する事で先手を打て、不測の事態を防げるのです。
ストレスを発散しよう!
ここまでの内容で、夜勤は相当なストレスだと分かったと思います。
なので自分なりのストレス発散を見つけましょう!
「いっぱい寝る」「運動する」「好きな物を食べに行く」「映画を観に行く」
など何でもOKです。
夜勤前後でどうにストレスを発散するか決めておきましょう。
まとめ
今回は夜勤業務の不安解消についてでした!
電子辞書や参考書を御守り代わりに用意しておくのも良いと思います。
病院によって業務内容や職場環境が変わりますが、今回紹介して方法はどこでも有効です。
ぜひ活用してみてください!
最後まで見ていただきありがとうございました。